治療の原則は「起こさず、焦らず、怒らず」です。
夜尿症は大人が思う以上に本人が一番落ち込んでいます。それを叱りつけてもストレスが溜まり、症状の悪化につながることも。おねしょをしたからといってわざわざ起こし、トイレに行かせるのは睡眠の質を下げてしまいます。叱らず、怒らず、ポピュラーなものと焦らず、おねしょをしなかった日は思いっきり褒めてあげましょう。
まずは膀胱の容量を測るため、「我慢尿量」を測る検査をします。膀胱の容量によって治療内容が異なるためです。
夜尿症のお薬はありますが、6才からしか使えませんので、5才以下であれば基本的には生活指導を中心に行います。6才以上の場合は、状況によりお薬を使うことがあります。5才以下で、必要があれば漢方薬で対応することもあります。年齢に合わせたお薬で、おねしょの改善をサポートします。